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カンブリア宮殿から学ぼう

グラフ、下請けを脱却する方法教えます by カンブリア宮殿

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兵庫県は結構熱い

私の故郷兵庫県。

加西市は、故郷兵庫県の真ん中にある市。

大手電機メーカーの工場で栄えた町だが、近年不況の煽りを受けている町だ。

そんな加西市に、世界と仕事をする印刷所がある。

それが、北川一成氏率いるグラフだ。

小さな町の小さな印刷会社であるにもかかわらず、業界で注目の的。

グラフに仕事を依頼する企業が絶えない。

実は、兵庫県は今熱い。

神戸だけでなく、兵庫県の真ん中が熱いのだ。

行政ではない、民間がである。

北川一成氏も、そんな兵庫県民の一人だ。

下請けからの脱却

グラフが凄いのが、大手二社が牛耳る印刷業会において、下請けから脱却した事だろう。

下請けから脱却する事で、商品単価は上がる。

仕事を自分で取ってくる手間は増えるが、利益は増えるのだ。

では、どうやってグラフは下請けから脱却したのだろう。

緻密さと新しさ

大概の場合、どちらかしかやらない様に思う。

合理化か、付加価値化か。

事業の効率を上げ、収益のある仕事を行う。

本当は両輪である事だと思う。

しかし、なかなかどちらも両方はできない。

北川さんの場合、合理化は徹底的なデータ化。

職人の感には頼らず、全ての色をデータ化する。

だが、この合理化が実は付加価値も生み出す。

グラフは他の印刷会社ができない仕事を引き受ける。

その評判が広まって、更に新しい仕事がやってくる訳だ。

他にはできない仕事ができる。

なぜできるか。

それは、色を全てデータベース化しているからだ。

他の印刷所では、決まった色、工場が指定する色でしか仕事を引き受けない。

しかし、グラフは様々な色をデータベース化し、配合量を細かく記録している。

この為に、お客様の指定する色を微妙に作り分けする事ができる。

合理化が、付加価値を生んだ瞬間だ。

余裕が無いから見出せない

下請けから脱却するには、余裕が必要だ。

一旦会社を始めると、止める事はできない。

働く社員の給料を保証しないといけないからだ。

サラリーマンに理解しにくい事の一つとして、赤字で仕事を引き受けると言う事だ。

赤字でも断ると次の仕事が無いって事だけでなく、赤字でも社員の給料は払えるのだ。

しかし、儲からない仕事をやっていては、いつまでたっても借金構造は抜け出せない。

どこかで余裕となる部分を作る。

グラフの北川社長は、自ら新規開拓の下請けでない仕事を作り出した。

ポストカードの印刷代金を、通常の1/16で請け負う事で新規開拓したのだ。

版下を共有すると言うアイデアで、版下のコストを下げる。

1つの版下に16枚のポストカードの版下が作られている。

このため、価格も1/16になるのだ。

それは、印刷の原価のほとんどが版下の代金だという事実から出た逆転の発想。

この独自仕事がグラフの余裕に繋がる。

儲からない仕事に時間と資源を費やす事が無くなれば、新しい仕事を開拓する事も可能となる。

グラフの場合はデザイン。

デザイナーとしての才能を開花させた北川一成社長が、デザインからの仕事を行う事になったのだ。

様々な中小メーカーがある。

下請けから脱却するためには、独自の製品を作る必要がある。

その為の余裕を何処で作るかだ。

北川社長の場合、下請け仕事を受注するために大手印刷会社に営業に行くのではなく、独自仕事の営業に行った事が成功の鍵だったのではないだろうか。

安定を切る

安定を求めるのが人間だ。

特に、養う従業員がいる企業となれば、安定した受注である下請け仕事を切る事は難しい。

しかし、北川社長はあえて安定を切る。

下請け仕事を、バカ社長のふりをして切っていったのだ。

効率の悪い仕事に時間と労力を奪われていては未来は無い。

これは、サラリーマンにも言える事。

言いつけ仕事に従っている方が楽だ。

実際、労働時間が増える割に成果の出ない言いつけ仕事でクタクタになっても、言いつけ仕事を断るよりは楽なのだ。

出世を考えて仕事を断らないとカッコいい事を言う人も居るが、殆どの場合断ることが辛いだけだ。

仕事を断らないと格好良く言えるのは、その仕事を全て時間内に終わらす事のできる人だけなのだ。

まずは、成果を出すための余裕を作る。

その為には、切らないといけない時間食いの仕事があるはずだ。

情熱が伝わるか?

北川社長のデザインを見ていると、シンプルな中に熱意を感じる。

人は熱意を感じて惹き付けられるのだろう。

全ての魅力は作り手の熱意。

その事を実感させられた今回のカンブリア宮殿だった。

小手先のテクニックより熱意。

本当にいいと思う物を、本当に大切な人に教えるときの熱意。

この熱意が人を魅了するのだろうと胸に刻んだ。

 

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