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カンブリア宮殿から学ぼう

メガネメーカーシャルマン 下請けから高付加価値メーカーへ by カンブリア宮殿

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楽に流されてはいけない

メガネフレームメーカーシャルマン。

シャルマンは、1部品の下請けからトップメーカーへと躍進した企業。

これまで、当ブログは下請けからの脱出を何度か取り上げてきた。

多くの企業は下請けに甘んじている。

下請け企業はなぜ下請けをおこなっているのか。

一見するとメーカーが良くて、下請けがダメなイメージがある。

しかし、下請けは短期ではリスクが少ない。

下請けの仕事は受注生産である。

受注生産だと売れ残る心配は無い。

在庫を抱えて、材料費を払えず倒産というリスクは無い訳だ。

これが多くの経営者を下請け工場にさせる要因だろう。

自ら商品を企画し、その商品を売り切る事は、かなりリスクを伴い、ハードルも高い。

ただ、長期的に見れば、下請けはリスクを伴う。

価格を自社で設定できない、親会社の意向にそわなければいけない等だ。

長期に生き残っていこうとすると、初期のリスクは伴う物のメーカーになって、自社の商品を自社で販売する事が必要であろうと思われる。

圧倒的な付加価値をつける

メーカーになると、下請けの時代とは違うリスクが発生する。

それは、在庫のリスク。

売れるとわかって作る下請けと違い、売れるか売れないかわからない在庫を抱える事になる。

しかも、中国等の低コスト製品に対抗しなければならない。

メーカーとして価格競争をせずに生き残りをはかるには付加価値をつける事が必要となる。

シャルマンが自分たち付加価値として選んだのは、中国に真似されない技術。

それが、新しいチタン素材の開発と、そのチタンを加工する技術だった。

より軽く、しなやかで、形状記憶合金の様に元に戻る性質のあるチタン。

8年の歳月をかけてエクセレンスチタンを開発する事に成功したシャルマン。

時を同じくして、エクセレンスチタンを加工するレーザー溶接技術をも開発する事に成功する。

この二つの技術開発によって、圧倒的な付加価値を手にする事になったのである。

シャルマンの圧倒的付加価値商品「ラインアート」

ラインアートは、軽くてかけ心地がいい。

ラインアートを開発できた技術がエクセレンスチタンとレーザー溶接の技術なのだ。

自社の強みを医療器機に応用

以前にご紹介した医療器機メーカーナカシマメディカル。

ナカシマメディカルの強みは、磨く技術だった。

もともとスクリューメーカーとして、スクリューを磨き続けてきたナカシマスクリューが、自社の強みを活かして医療器機分野へ進出したのだ。

今回のシャルマンはチタンの技術。

チタンを繊細に加工する技術は医療器機の分野にも応用が効いた。

それが、医療用のハサミ。

脳の手術や、目の手術などに使われる微細な物を切るハサミ。

このハサミの製造にシャルマンは乗り出している。

エクセレンスチタンを使う事で、従来のステンレスのハサミより軽くて扱いやすいハサミが完成した。

まさに、自らの強みを活かして新しい分野に打って出るいい例だ。

一つの分野が衰退しても、自社の技術が活かせる商品が作れないかと常に考えて挑戦していく。

そして、圧倒的な付加価値と利益をえる。

この事が企業として生き残っていく最良の方法ではないだろうか。

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